2007年7月 7日

かつての工房(その後)

まるとさんのblog「イワテライフ日記」の7月5日の記事に、かつての工房の新しい姿が写っていた。

北側に位置した駐車場部分に増築が施され、既存のコンクリート造部分に金属質の外壁が取付いている感じ。街区の角に位置する上、以前のたたずまいを知っている分、ちと、圧迫感が出てきたかな?等と思ったりもする。っと、かつて慣れ親しんだ場所でも、今はその前を通りすぎるだけ。繁華街路地の一角にあるので、意図して近くの道を選ばない限り、ここの界隈には近づく事も、この先そう無いのだろうと思う。

外観から察するに、内部の平面は全く違った様相なのだろう。さすがに10年越し過ごした建物だけあって、間取りの感覚は今でもリアル。締め切りの前の日に泣きそうになりながら徹夜した事とか、色々思い出せる。でもね、今はもう、思い出の中でしかない。何だか「生きる」って命題と似ているな。

建築設計の考えってのは、設計者の自己満足ってな要素もあって、オンリーワンのつもりで設計していても、ちょっとした改修で全く違った用途で難なく使えるようになる。まぁ、建物の生涯ってのは、そう簡単に終わらないって事なのだろう。実際に、今事務所を構えている建物は、元は某建設会社所有の倉庫だったところ。全体的に間仕切りを施して、内装をザッと新しくすれば、次の日から事務系の建物に早変わりでした、ハイ。

今の事務所は川を挟んで、かつての工房と対称位置。設計から工事監理までを一貫して担当した比較的大規模だったリニューアルプロジェクトの南外れ。

時の流れがユックリなんだよね、こっちは。元より、人ごみが嫌いな性分なんで、今の場所の方が自分にはあっているのかな、等と最近思っていたりする。